認知症家族の立場から

私が高校生の頃に母側の祖母が、認知症になりました。
一人暮らしの祖母の生活は、認知症になってからむちゃくちゃで、食事もまともにしていない、部屋は散らかっている、あることないことを言っているような状況でした。

母は正社員で一日働いた後に、祖母宅で調理、掃除をして、夜間は祖母が出歩かないように見守るというハードな介護生活を送ることになりました。

そんな時に心強かったのは、夜間に泊まり込みで祖母をみてくれるヘルパーさんの存在でした。
介護保険が始まる少し前の話で、1割負担で利用などということはありませんでしたが、お金をかけてでも支援してもらえると助かりました。

まもなく介護保険が始まり、月の半分ぐらいはショートステイを利用するようになり、また数年後には特別養護老人ホームに入所しました。

認知症は進行していき、最後には何もわからない状態になりましたが、福祉サービスを利用する中で、祖母が徐々に穏やかな生活が送れるようになってきました。

そんな様子を見ていて、私は福祉の世界に進み、介護職になりました。
働きながらも常に意識していたのは、家族の視点でした。

本人を支え、そしてそれを支えている家族を支えるのが、介護の仕事です。

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